スピリチュアルを学んでいくときに

 

すごく素敵だなと感じる

「考え方」「捉え方」に触れる機会って

ありますよね。

 

例えば私の場合

 

前に船のクルージングで

 

VIPルームに宿泊されている方と

お話したときに

 

私「昨夜とても船が揺れて大変でしたよね」

 

VIP「はい。でも海は揺れるものですから、早めに

お薬を飲んでおりましたのでどうもありませんでした。」

 

その方が先週まで「飛鳥」で日本一周をしていたことを知って

 

私「飛鳥の方がこの船より断然新しくてキレイだったでしょう？」

 

VIP「そうですね。でもこちらの船はお食事がとても美味しいです。

宿泊代によって食べる場所が違うというのも魅力的ですね。」

 

ということがありました。

 

その方はほんと突き抜けたお金持ちさんだったのですが

海が荒れていることに悲観したり

船が古いことに文句をつけたりすることなく

 

スポンジのようにあるがままに受け入れて

逆に良いところばかりに目が行っているところに

とても驚いたのを覚えています。

 

そして「これが突き抜けた人たちの感覚なのか」と

感動しました(^^♪

で、本題はここからです。

 

自分とは違う素敵な考え方、捉え方を知ったとき

みなさんならどうしますか？

 

1.自分との考え方のギャップに落ち込む

 

2.これからは同じような考え方、捉え方をしようと決意する

 

3.それ以外

 

これが正解というのはもちろんないのですが

私はこの場合「3」なんです。

 

で、どうするのかというと

 

自分はこの素敵な考え方、捉え方が

「今」の段階ではできていないんだなと「気づく」

 

そして、その考え方ができていない原因を

探ってみる・・・という感じです。

まず最初にお伝えしたいのは

 

「考え方」「捉え方」は

 

あくまで「結果」です。

 

感謝も恋愛もそうですが

自然に湧き上がってくるものです。

 

勝手に湧き上がってくるものは

意志の力で矯正することができません。

例えば生理的に絶対にダメな異性に対して

 

「好きにならなければならない」

 

と思ったところで無理ですよね。

苦しいだけです。

 

これは「良いと思う考え方」「捉え方」の場合でも

一緒です。

 

「今」そう思えていない

感じられていないのならば

 

矯正することはできません。

 

だから「2」のように

これからは同じ場面でこう思うようにしよう

 

と決意したとしても

 

最初に違うものを感じた後に

それを思考の力で強制的に

表面を捻じ曲げるだけの

行為になってしまいます。

それから「1」の場合だと

 

素敵な考え方を知って

とても自分はそうは思えない

自分はなんて心の狭い人間なんだ・・・

 

などと自分を責めてしまいます。

 

でもこう思うことは無駄に自分が傷つきますし

そう思う時間自体、とてももったいないことです。

あ、でも私もちょっと前までは

この２つともかなり頻繁にやっていました(^^ゞ

 

でも「結果」なんだということが理解できてからは

こういう機会は「気づき」の場だと思うようになりました。

 

先程のクルージングでのお話で説明すると

 

「良いところばかりに意識を向けられているお相手」と

「悪いところばかりに目が行きがちな自分」との違いに

 

「気づく」ことができています。

 

まずはこの出来事を「気づき」として

認識します。

 

でもさっきも言ったようにこれは「結果」です。

 

結果だけを捻じ曲げるのではなくて

 

じゃぁ、どうして自分は悪いところばかりに

目が行くのだろう？

 

と自分に矢印を向けます。

 

悪いところばかりに目が行く自分が悪い

 

と完結するのではなく

 

何かそうなる「原因」があるから

 

“悪いところばかりに目が行く”

 

という「結果」が起きているのだというところに

気づいてフォーカスしていきます。

 

そういう捉え方をしてしまう原因になる

「根っこ」を探すんです。

根っこに意識して、根っこが変われば

結果は「勝手に」変わります。

 

「こう思うようにしなくちゃ」と

思考が意識しなくても

 

気づいたら自然にそう捉えるように

なっていくんです。

でもこれも、躍起になって原因を

突き止めることはしなくて大丈夫です。

 

毎回気づいて、自分に矢印を向けて

意識していたら、私の経験上

 

知らないうちにぽろぽろと

外れていくことが多いからです。

 

「素敵だな」という考え方、捉え方に

出会ったら

 

その「素敵だな、こう考えられるようになりたいな」

という気持ちを

 

気持ちよく味わうことが大切です。

 

せっかくポジティブな気持ちが

湧き上がってきているのに

 

無理やり自分を責めたり

矯正したりすることに

転換してしまうのはもったいないです。

 

考え方を変えることが大切なのではなくて

その考え方は理想なんだけれども

 

自分は「今の時点では」どう感じているのかに

気づいてあげることが大切だと思います。

 

そして、どうしてその考え方になるのか

そこにはどんな傷や原因があるのか・・・

 

少し自分のために時間をとって

みてあげると良いと思います。

 

たらたら書いてしまいましたが

「結果」だけを見て

手っ取り早く「結果」を捻じ曲げたとしても

 

根っこを意識して根っこに働きかけない限り

何も解決しないばかりか苦しくなってしまうので

注意しましょう。

 

というお話でした(^^♪