猫のちびちゃん
今日は、小学生の時に
巡り合った
猫のちびちゃんの
お話をさせていただきます(^^♪
私が小学4年生の時、
家の近くの小さな商店から
子猫の声が聞こえてきました。
とても切羽詰った大きな声で
ずっと鳴き続けていました。
声を頼りに行ってみると
雨どいと壁の間に
小さな子猫が挟まっていて
身動きが取れなくなっていました。
後ろから押してみたら
簡単に取れたのですが、
自力では難しかったのでしょう(^^ゞ
キジ猫に、
少し薄い三毛の柄が
入った子でした。
当時私は、自衛隊の官舎に
住んでいましたので、
ペットは禁止。
連れて帰っても
飼ってもらえないことは
分かっていたので、
しばらくの間
子猫と戯れていました。
餌をあげることも
出来ませんでしたが、
みぃみぃと
とても懐いてくれました。
…で、夕方になり、
どうして良いか分からず
結局お持ち帰り…
案の定、話も聞いてもらえず
「捨ててこい」
の一点張りでした。
余談ですが、
どうしてあぁいう時って
怒られるのが定番
なんでしょうかね(^^ゞ
もし息子が拾って来たら
「偉い!」
って褒めちゃいますけどね(^^ゞ
そして、泣く泣く近くの空き地に
放置しました。
でもラッキーなことに
空き地の横に住んでいる方が
餌をやって下さり、
事実上飼っていただける
ことになりました。
すると…
私が毎日学校から帰って来る時、
どこかで見てくれているようで、
どこからともなく
すごい勢いで現れて
家に帰り着くまで
1歩1歩足を出す度に
私の足の靴に顔をこすりつけて
甘えてくれるようになりました。
その出てくるスピードが
すさまじいので
びっくりしぃの私は、
毎回驚いて
悲鳴を上げていました(笑)
隙間から脱出させてあげた
あの日しか、かわいがっていないのに
餌もあげられないのに
雨の日も、風の日も、
ものすごく勢いで現れて、
家まで送ってくれる日々が
続きました。
私は勝手にその子に
「ちびちゃん」
という名前をつけました。
2年経ったある日。
ちびちゃんが数日
顔を出さなくなりました。
心配で、ちびちゃんを
飼っているお宅に
用がある振りをして
遊びに行ってみました。
(子供がいるのでそれを口実に(^^ゞ)
すると、ちびちゃんが縁側にいて
寝そべっていました。
「無事で良かった♪」
と安心したのですが、
様子が少しおかしい…
よく見ると、お腹の辺りに
赤ちゃん猫が2匹
一生懸命おっぱいに
吸い付いていました。
ちびちゃんはお母さんに
なっていました(^^♪
残念ながらその後、
子猫たちは亡くなって
しまいました。
その後も、私をおうちに
送り届けるという任務を
果たしてくれたちびちゃん。
でも私は、実は
猫アレルギーなんです(>_<)
ちびちゃんをこねくり回した日は
くしゃみが止まらず、
顔は蕁麻疹同士がくっついて
ボコボコに…(>_<)
パート勤めの母にばれないよう
今思えばステロイド入りの劇薬を
顔にたっぷり塗って、
「早くひけー、早くひけー」
と呪文を唱えながら
鏡を見つめ
蕁麻疹を引っ込めていました(^^ゞ
ちびちゃんに会ってから3年目。
私は、引っ越しをすることになりました。
最後の日。
「引っ越すからもう会えないよ」
とちびちゃんに挨拶をして、お別れ…
その時、ちびちゃんに
思い切り指を噛まれました。
今まで一度も噛まれたり
したことがなかったのですが…
ちびちゃんなりの
お別れの仕方だったのかな?
ちびちゃんの最初の飼い主は
途中で引っ越してしまって
いたのですが、
その斜め向かいのおうちに
お金を渡して今後の世話を
頼んであったそうで、
ちびちゃんは
野良猫になることなく
余生を過ごしました。
思えば、
ちょっとした隙間から
出してあげただけなのに、
最後まで律儀に
恩返ししてくれた
ちびちゃん
急にちびちゃんのことを
思い出したので、今日は
皆さんにもシェアしたくて
書いてみました(^^♪
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