エネルギーで繋がるために出来ること・・・

中学生の時に出会った犬「チビ」のお話

実はおこめちゃんを保護したときに

とあるワンちゃんのことを思い出していました。

動物好きさんあるあるかもしれませんが

私の動物たちとの歴史は

「本当はこうしてあげたかった」

「あの時こういう選択をしたかったのに」

と動物たちを幸せにしてあげられなかった

「後悔」の積み重ねで成り立っています。

今回、おこめちゃんを我が家で

保護するのだと即決できたのも

過去に救ってあげられなかった

幸せにしてあげられなかった子たちへの

後悔が後押ししてくれた結果です。

今日お話する子も

もし私があの時大人だったら

もっと色々してあげられたのに・・・

と今でも思ってしまう自分がいます^^;

写真がこれしか残っていないのですが

この子は名前を「チビちゃん」と言います。

おこめと同じ女の子です。

背中は真っ黒ですが

お顔がおこめに似ていますよね。

この子は私が通っていた中学校に

住んでいました。

用務員のおじさんが飼っていて

学校で放し飼いにされていました。

当時の校長先生が無類の犬好きだったので

それが許されていました。

私が通っていた中学校は

新聞やテレビに出てしまうくらい

色々事件が起きてしまう不良中学でしたが

でも不良グループの人たちも

チビちゃんをいじめることはありませんでした。

チビちゃんはみんなから愛されていて

誰に撫でられても大人しくしていましたが

実は用務員のおじさんにしか心を

開いていませんでした。

用務員のおじさん以外に尻尾を振ったり

笑顔を見せたり、呼ばれたら行く

ということはなかったんです。

子供の頃から動物大好きだった私。

どうにかチビちゃんとお近づきになりたいと

お弁当の残りをあげてみたり

休み時間に探し回って会いに行ったりと

あれこれやっていました^^;

そして・・・

3年生になった頃

チビちゃんは私に心を開いてくれて

毎日下校時に我が家までついてきて

送ってくれるようになったんです。

私を見たらしっぽを振ったり

呼んだらダッシュで走って来てくれるまでに

なりました。

当時全校で1000人近い生徒がいましたが

チビちゃんが尻尾を振ったり

走り寄って来てくれるというのは

私1人だけでちょっとした

優越感を感じておりました^^;

ところが・・・

あまりの生徒の不祥事に

とうとう校長がクビになってしまい

違う校長に変わったくらいから

雲行きが怪しくなります。

学校側の犬に対しての対応が悪くなり

そして用務員のおじさんは辞めてしまいました。

チビちゃんも連れて行って欲しかったのですが

学校にぽつんと置いて行かれることに。

その頃には私はもう高校生になっていて

数ヶ月に1度くらいしかチビちゃんに

会うことができなくなっていました。

母から聞いた

「校庭で遠吠えしているのを見たよ」

という目撃情報を最後に

チビちゃんの消息は分からなくなってしまいました。

今ならば、いくらでもしてあげられることが

あるのに、当時の私には何もできませんでした。

中学生の頃、他にもたくさん

不幸なワンちゃんたちに出会っていたので

「早く大人になりたい」

といつも思っていたのを思い出します。

大人になれば自分の意思で決断できるし

自由に使えるお金も手に入ると

思っていたからです。

実際は大人になっても中々色々

厳しいものがあったわけですが^^;

でも現在、ちょっとは

あの頃なりたかった大人に

近づけているのかな?と

おこめちゃんの寝姿を見て

思ったのでした。

これは仕事中の私から見えている

おこめちゃんの姿です(笑)

今年もお世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いします∩^ω^∩

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